
PRECIOSA(プレシオサ)は、チェコで最も有名なクリスタル・ガラス製造会社です。
チェコは中央ヨーロッパにあり、ドイツ、オーストリア、ポーランドなどに囲まれた共和制国家です。
正式名称は「チェコ共和国」、日本での通称は「チェコ」です。

チェコの伝統産業の1つに「ボヘミアガラス」があります。
ボヘミアガラスは470年以上の古い歴史を持ち、優れたカット技術によって高い評価を受けてきました。
1687年に登場したボヘミアクリスタルのシャンデリアは、1725年にヴェルサイユ宮殿を飾り、1754年にはマリアテレジアの戴冠式を優雅に照らしています。
そのボヘミアガラスの伝統を受け継ぐ、チェコの一流メーカーが「PRECIOSA」です。
PRECIOSA(プレシオサ)の由来は「貴重な、まれな、上品な」という意味をもつラテン語の「precious」。
1948年にヤブロネツなどの25の大小の企業と工場が、PRECIOSAの正式名称で国営企業として統合。1956年には、ガラスとジュエリーの研究所が設立されています。
PRECIOSA(プレシオサ)のガラス・ストーンは滑らかな美しさ。
プレシオサでは、クリスタル・ストーン、ビーズ、シャンデリア・パーツ、ジュエリーなど様々なアイテムを製造しています。
プレシオサのカット技術は世界的に高く評価されており、その輝きは滑らかな美しさ。人によっては「落ち着いた輝き」「深い色」と表現する方もいます。
プレシオサの輝きは、独自の加工・カット技術によるものであり、他の有名ガラスメーカーにも負けません。
たとえば、世界的な高級ガラスメーカー「スワロフスキー」と比較しても、プレシオサの輝きは色あせることなく、独自の美しい光を放ちます。
例えるなら、スワロフスキーの輝きは「細かいキラキラ」、プレシオサの輝きは「なめらかなキラキラ」。
どちらも美しいガラス・ストーンです。





主な特徴として、スワロフスキーは「キラキラ」が強く、プレシオサは「キラキラ」が落ち着いています。
そのため、落ち着いた印象のキラキラを表現したいときは「プレシオサ」がしっくりくるような気がします。
LIBRARTでは最適なガラス・ストーンを使い分け。
今回ご紹介したプレシオサ以外にも、ガラス・ストーンはたくさんあります。
そして、ガラス・ストーンの数だけ、品質・サイズ・カラーなども様々です。
当店では、作品ごとにふさわしい素材を選んで制作しています。
プレシオサ、その他ガラス・ストーンの個性的な輝きを、お手に取って楽しんでいただければ幸いです♪
(著者:HoriYu/ホリユウ)